Catch a cold

2017-09-23

団結。。。

 

大雨の金曜日。

目黒で焼鳥をつまんでいると、「キュルキュルキュルー!!」と異常で激しい音が鳴り響いた。

慌てて外を覗いて見ると、車が大破し横転していたのだ。

あの異常な音は、クラッシュした際ガードレールにタイヤが擦れていた音のようだ。

エアバックは開き、ほとんどの荷物も散乱している。

最初は眺めていただけだったが、よく見ているとボンネットから白い煙が立ち昇るのが僕の視界に入ってきた。

気付いたら道路に飛び出し車に駆け寄っていた自分がいた。
ここから見ず知らずの者たちによる救出劇が始まる。

飲食店の店員であろう若い青年二人と、体躯のいいトルコ人らしき男性と僕の4人。

100キロは優に超える巨躯の男性を爆発するかもしれない車から引きづり出す。

その瞬間、トルコ人の彼が「ガソリンが漏れている!危ない危ない!!」と叫んだのだ。
僕らは慌てて一度道路に寝かせた男性を更に持ち上げ、一人は交通整理をして道路を閉鎖。歩道まで一気に移動させた。
お互い見ず知らずではあったが興奮を覚えるほどのチームワーク。

世の中まだまだ捨てたもんじゃないな。

男性に薄っすら意識はあったので命には別条はないであろう。

その後は警察に状況を説明して焼鳥屋に戻って飲み直し。

映画のような一夜…「ハッ、ハッ、ハックション!」