CLASSIC INC.のことを知ったのは、新卒で就職活動をしているときでした。手がけているお店はどれもおしゃれだし、会社の理念にも共感できました。説明会での担当者の方の雰囲気も良くて、面接時も自然体で話すことができ、直感で「ここにしたい！」と感じたのを覚えています。内定をいただいた際は嬉しくてすぐにお返事をしましたね。

入社後はまずTAMEALS品川という駅ナカのカフェに配属されたのですが、その後間も無くしてコロナウィルスが流行り始めました。思うように働けない日々が続いたのですが、逆に空いた時間をお酒やコーヒーの勉強に使ったり、会社の系列店に行って仕事についていろいろ質問させてもらったりしてましたね。飲食は未経験だったので、「この会社の仕事をもっと知りたい！」という気持ちでとにかく必死でした。

現在は東京駅にある『dancyu食堂』のマネージャーとして働いています。日々の営業のマネジメントや目標設定、そして雑誌『dancyu』とCLASSIC INC.の橋渡しの役割として各種イベントのオペレーション構築や新メニュー開発など、お店が進む方向を決めるために日々先方とコミュニケーションをしっかり取りながら仕事に取り組むように意識していますね。

リーダーとして『決定』すること、そして『トライ&エラー』の精神で挑戦することを常に意識しています。日々仕事をしていると、どうしても答えがないことを決めなければいけない瞬間があります。それが正解かどうかはわかりませんが、しっかりリサーチして覚悟を持って決定する。そして、決定したことを実行した後はトライ&エラーを繰り返しながら改善する。失敗だった時は「絶対に次は失敗しないぞ！」と気持ちを切り替えて前を向くようにしています。
覚悟を持って自分自身で決めたことでいい結果を得られた瞬間に、「成長できた」と実感することができますね。そして結果が出ると、新しい仕事をいただけてさらに新しい世界を見ることができる。そこに辿り着くまでにはハラハラドキドキなのですが、その新しい世界を見ることをモチベーションにして頑張ることができます。

dancyu食堂では『責任者としてのコミュニケーション』も教えてもらいました。以前の私は「体調管理は自己管理、自分のミスは自分で解決する」といったような自己完結タイプでした。ある日、アルバイトの女の子が体調を悪くしていた時に、何となく気がついていましたが声をかけなかったんです。それについて「小さな変化に気づいて声をかけてあげなさい！」と注意されました。

初めは言われた通り声をかけることしかできなかったのですが、続けていくうちにスタッフ達からの信頼を得てきていることが実感できました。「“カッコいい男”とはこれだ！」と思った瞬間でしたね。笑
今でも出勤時は必ずスタッフ全員に挨拶をします。「今日もよろしくお願いします」という意味と、みんなの調子をしっかりと見るためです。

マネージャーとして、スタッフの成長が周りに認めてもらえた時にとてもやりがいを感じます。以前、社長や取締役、諸先輩方たちが店舗視察に来店されたことがありました。私はその日たまたまお店にはいなかったのですが、アルバイトの方達がとても気持ちの良い接客をしてくれた、と後から聞きました。小さなミスはあれど、ちゃんと『おもてなしの心』を持って接してくれていたこと、そして彼らのその姿勢を評価していただけた時は嬉しかったですね。

『dancyu食堂』では、商品やサービスの質ももちろんですが、個人的には人との関わり方やチームづくりに力を注いできました。将来的にはその経験を活かして、会社全体の人事の仕事にチャンレジしていきたいと思っています。採用、労務から始めて、評価制度をつくることにも興味があります。皆それぞれ得手不得手があるのは当然のこと。苦手なことは仕組みで解決してあげて、その人がもっともっと輝いて働ける環境を提供できるように、人事の力で役に立っていきたいですね。