前職の上司が偶然CLASSIC INC.の取締役の方と知り合いだったことが、この会社を知ったきっかけでした。その取締役の方は前職のイタリア料理店のお客さまでもあり、そこから仲良くしていただき、時には仕事のことや人生のことなど色んな相談にも乗っていただきました。

ある日のこと、その方は私を『ALMA』へお食事に連れて行ってくださいました。地方創生事業への取り組みや生産者との繋がり、シェフをはじめ、食材やワインに真摯に向き合う勉強熱心なスタッフの方達の姿にとても惹かれて「このお店で働きたい！」と強く思い、転職することを決めました。

現在はそのALMAでホールの仕事をメインで担当しています。お客様のペースに気を配りながらお飲み物やお料理を提供したり、顔を合わせながら直接感想を聞けることの嬉しさを日々感じています。ホールの接客業務の他にはマネージャーの事務仕事を手伝ったり、ワインの選別のため試飲会にもよく連れて行っていただきます。また前の職場でのキッチンパティシエの経験を活かして、2ヶ月に一度の頻度でデザートメニュー開発やイベント用のスペシャルデザートの考案もさせていただいています。

"Do all things with love."

今は亡き私の師匠が教えてくれた大切な言葉で、日本語にすると “どんなことにも愛を持って” という意味になります。『愛』と聞くと重く感じるかもしれないですが、出会った人の人生に何か少しでもキラキラと輝くようなキッカケや思い出を与えたいんです。仕事でもプライベートでも、どんな時も愛情を持って人と接していきたいと思っています。

私が東京で仕事を始めて一番最初に親しくなった60代ご夫婦のお客様がいらっしゃいます。孫のように可愛がっていただき、いつも「元気？最近調子はどう？」と気にかけてくださる素敵なご夫婦です。転職先であるALMAにもご来店いただき、それからはALMAのシェフの料理が大好きになってまた毎月お会いできるようになりました。

そうやって空間、お食事、人が合わさってALMAを好きになってくださり、常連様になっていただける。そして大切な日の食事に選んでもらえる。お店に来る目的は様々でいいんです。たくさんの人がALMAの良さを知って来ていただけること、働いているスタッフを好きになってくれて会いに来てくれることが私のやりがいに繋がっています。

ソムリエの資格取得は自分にとって大きなチャレンジでした。CLASSIC INC.にはソムリエの資格を持っていらっしゃる方も多く、皆さん今でもとても勉強熱心です。一緒に働いていて刺激をたくさん受けたので、私も挑戦させていただきました。入社してすぐだったのにも関わらず、無理を言ってスクールにも仕事を抜けて通わせていただいたり、ワインやリキュールの試飲会にもたくさん参加させていただきました。資格を取るためのサポート体制が充実しておりとても助かりましたし、大変感謝しています。ソムリエは資格を取ってからがスタートだと言います。先輩方からたくさん吸収し、お客様に素敵なワインと時間を提供できるよう、もっともっと知識を増やしていきたいですね。次は日本ワインアドバイザーの資格を取って、将来的には日本のワインと、日本の食材がコンセプトの自分のお店を持つことが夢です。

CLASSIC INC.は手をあげれば挑戦できる会社。だからこそ向上心がある人、そして根気強い人が向いていると思います。これがやりたいと明確な目標があり、それを意思表示できるかどうかで仕事の充実度も変わってくるからです。あとは継続して続けられるか。結果が出る前に壁にぶつかることは当然のことです。それをどう乗り越えるか、より良くするためにたくさん悩み、周りの人達に相談し、『引き出し』を増やしていけることが達成感ややりがいとなると信じています。