遊び上手な友人から教えてもらったアーティスト。

「元ネタはこのバンドだよ！」
「元ネタ？どういうこと？」
「サンプリングっていってさ…」
といった具合で知ることができた。

この曲は、73年にリリースされたアルバムでサンプリングソースの宝庫。
B-BOY好みのRARE GROOVEの名盤でもある。
JAY-ZやKENNY DOPE等、様々なアーティストたちが、この音源を数多く用いて現代に伝えているのだ。

僕が若かりしときに知ったこのサンプリングって言葉。
それは“過去の曲や音源の一部を流用し、再構築して新たな楽曲を制作する表現方法“のこと。

ふと考えてみた。
最近巷でよく耳にする“新しい価値観”って言葉。
自分的には心を開いて、学び、高め合うことだと捉えている。
置き換えると、ヒトモノコトに影響され消化され昇華するってところか。
そう、まさにこれぞサンプリング！

リーマンショック、震災、そしてコロナ。
環境は待ったなしに移り変わる。
容赦なし。

コロナ渦に呑み込まれ再確認。
人は直接会わなければ大切なことは伝わらないってこと。
会う事自体が難しい状況だからこそ、会う価値が高まってきているんだ。
反面、いつだって音楽は時代や国境を軽々と越えて大切なことを伝えてくれるってことも。

酒場にはたくさんの出会いが待ち受けている。
僕は社長でありバーテンダー。
そこに酒場の存在意義はあると信じ、これからも店を続けていく覚悟だ。

Hideaki Hosokawa

PROFILE　

H･B inc. 代表

細川 英明

岩手県出身。
２０代の頃、人生の岐路となる飲食店に入社。
出会った人や文化に感銘を受け、自分のお店を持つことを決意。
現在、月島と仙台にて飲食店を４店舗経営。

食べる事、呑む事、旅が好き。
そんな話で盛り上がる人も好き。
温かく優しい人が集まるお店を目指し、日々乾杯を重ね自問自答する毎日を過ごしている。

Links:
HP　http://www.hb-company.com

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