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Music Review
Life In Technicolor
Coldplay
Yuqi
April. 2018

ph

13 ールデン イヤー 

Golden ear

こんにちは、Yuqiともうします。
UQiYOというエレクトロユニットにて、音楽を作ったり演奏したり、歌っています。その他にBGMの作曲をしたり、ミキシング、マスタリングしたり、様々なプロジェクトのアートディレクションをしたりしています。
また、中2から始めた作曲・録音と同時に興味を持ち始めたのが、「音の原理」の分野で。大学で電気電子情報工学から、音響工学に進み、修士を出た後、音響エンジニアとして、スピーカー会社で、設計・開発を6年程。その後はJAXAで1年ほど、今度は吸音に関する研究の技術職員をしました。

そんな僕にとって、「音楽」は色々な意味合いを持ちます。芸術的な意味で、発想にインパクトを受けたり、音の良さや、演奏の技術力、ミックス、マスタリングの素晴らしさ、そして、スピーカーの音質。

その中でも、こちらのコラムで、音楽の内容的な面白いお話は、きっと先人の素晴らしい方々が沢山してきたと思いますので敢えて、スピーカーの音質のお話ができたらと思います。w

スピーカーの音質と言いましても、あの大きな箱型のスピーカーだけでなく、皆さんの良く聴いているヘッドホンや、あの白いイヤホンの中にも小さなスピーカーが入っていて、沢山の工夫と開発と音響調整を経てこの浮世に出ております。(ちなみに、あの白いイヤホンの開発・設計は私でございます)

僕は大きなスピーカーから、ヘッドホンまで色々なスピーカーの駆動部の設計をしていました。箱の音響設計もしましたが、そこよりも、駆動部(ドライバー)の振動板や、ボイスコイル、磁石から、様々な音響特性のコアになる部分を細かく設計していたわけですが、それらの試作品を作った後に必ず行うのが、「評価」です。評価には主に2つの方法があるのですが、一つは、様々な測定器を使ったデータによる評価です。そしてもう一つは、開発者、またはゴールデンイヤーと呼ばれる、評価できる耳を持った人間による聴感評価です。実は後者は危ういように見えて、とっても大事です。データはとっても参考になりますが、データに出ない部分にとっても大事な領域があります。また、ゴールデンイヤーを持つ評価者の耳は実は恐ろしく正確でもあります。

また、この評価をする人は、必ずそれぞれ評価するときに聴く曲、つまり「評価音源セット」が存在します。「この音源のこの部分を聴けば、スピーカーのこの特性が分かる」といった具合です。僕の経験では主に、高音特性用、声質評価用、低音特性用、そして過渡特性用に別れると思います。
僕も、「ゴールデンイヤー」とまでは行きませんが、無数のスピーカーを評価してきて、ある程度評価できる耳を持っています。そんな僕も、スピーカーを評価するときに必ず聴く音源が幾つか存在します。自分の曲もあるのですが。

今回は、その中から、スピーカーの高音と低音特性、そして少し声の特性も図れる便利な音源を皆さんにシェアしたいと思います。Coldplayの”Life In Technicolor”です。この曲は幾つかバージョンがあり、普通のアルバムの第1曲に入っているイントロ付きのバージョンです。

この曲頭には、とっても高い音が沢山散りばめられていて、如何にこれらを正確に再生してくれるか、そして途中から出てくるキンキンした金属的な楽器の音をビビったり、変な倍音が出ないように再生してくれるかも、スピーカーの腕の見せ所です。やりすぎず、自然に高い音までスコーンと出してくれるか、ということです。勿論音が曇っていたら全然聞こえないので、一目瞭然です。

そして、途中から、ドラムが入ってきて、ドーンと低音が入ってきます。この低音感が豊かになってくれないスピーカーは、今度は低音が粗悪ということです。例えば良く有りがちなのは、ハイファイ、ハイレゾ対応などと歌っているヘッドホン系で、高音を助長して高い音を出している風にしているのですが、バランスが崩れていて低音が物足りない場合がよく有ります。また更に良くあるのは、スーパーベースとか歌っていて低音ばかりばモコモコに助長されていて、高音が全く曇ってしまっているものです。

スピーカーは常にバランスで、どの辺の帯域に音が寄っていても気持ちよくありません。ある帯域の音が強いとマスキング効果として周りの音が聴こえなくなったり、スピーカーの物理的な特性に起因する歪みが増えたりします。
そんな中、例えば昔のエンジニアは、演歌がスキだったりしたので、声の帯域の豊かさばかり求める傾向があったり、バランスの作り方も時代や、音楽のジャンルなど、様々な趣向に影響を受けます。

どんな音楽を聴いても、めちゃくちゃ気持ち良いスピーカーというのが、本当のハイファイだと僕は思いますが。実は、バランス良く、そして全てのジャンルに対応できるスピーカーを創るのは、本当に難しい作業です。開発も時間かかるし、材料も良いものが必要だったり、製造が難しかったりと、ハードルは沢山あります。沢山トライしていたら、たまたま出来てしまうという奇跡も必要だったりします。

更に突き詰めると「ハイ・フィデリティ=原音忠実再現」の世界は本当に深かったりします。僕は、その理想に非常に近いものに、いくつか出会ったことが有ります。この話を聞きたい方は是非生で僕に会いに来てください。笑 

もちろん、どこかのライブでも良いですし、「浮酔」というサポーターズイベントを毎月やっています。ここでは飲んだくれてファンの方々と語り合ったりするので、良い場所かもしれませんね!

全く入ってこない内容だったらすみません!汗
では、僕からはこの辺で!

Yuqi

PROFILE 

UQiYO (ウキヨ)

“日常を、心地よい非日常-浮世-にいざなう音楽ユニット”
2010年より活動を開始。2013年5月にアルバム「UQiYO」をリリース。評判が口コミで広がりその高い音楽性が話題を呼ぶ。
常に新しい試みを行う姿勢と作風は、国内外で活躍するクリエイターの共感を得て、多くの人々からも注目されている。2017年4月より新たな試みとしてSpotify、Apple Music、AWA、KKBOXなど各サブスクリプションサービスにて毎月新曲の発表を行っており、Spotifyだけでも計200万回以上の再生数を記録している。また日本だけでなく、イギリス、ドイツ、フィンランドなどでプレイリストにUQiYOの楽曲が選ばれ、世界各地で人気が広がっている。
この配信曲を集めたアルバム「Stones」(ストーンズ)を4月11日にリリース、5月からはツアーも決定している。

Links:
HP http://uqiyo.com/
FACEBOOK https://www.facebook.com/Uqiyo
note https://note.mu/uqiyo

INFORMATION 

UQiYO (ウキヨ)

UQiYO 3rd Album 「Stones」4.11 発売。
サブスクリプションサービスを通じて毎月新曲を発表する“曲の月刊連載”プロジェクト、「月刊少年ウキヨ」。13ヶ月続いた楽曲の“単行本”が3年ぶりとなる3rdアルバム「Stones」(ストーンズ)
海外アーティストとの華やかなコラボレーションも聴きどころ。
「CRYSTALLE」では台湾から新進気鋭のシンガーソングライターZooey Wonderを迎え、「loTus」ではインドの国宝級ミュージシャンPt. Ajay Pohankarが参加。
タイトルの「Stones」には、身近で何気ない日々と、そこに潜む出会いや巡り合わせへの思いが重ねられています。受け取り手が、このアルバムへ自己というひとつの存在を点ずることで、日常を自分の物語=「Stories」に変えていく。
ジャケットはメンバーによる手押し判で彩られ、一枚一枚が世界にひとつのオリジナル。

 

【収録曲】
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3rd Album 「Stones」
1. U R M’Pocket
2. Sl(n)ow Land
3. 目日口O / 321O
4. Night Safari
5. ROYGBIV
6. 2 -memories-
7. CRYSTALLE feat.Zooey Wonder
8. Dry Dry Try
9. END of the DAY
10. TEQUNO
11. Modrý sen
12. ciRCle
13. loTus feat.Pt. Ajay Pohankar
品番:FO-1003 FORE RECORDS
2,500円(税込)
【期間・数量限定 購入特典】========================
下記店舗でアルバムをご購入いただいた方に、オリジナル音源(CD-R)をプレゼント。
※先着順となります。
※特典は期間、数量限定となっているのであらかじめご了承ください。
● タワーレコード
“Sl(n)ow Land” Acoustic Live Mix
● HMV
“CRYSTALLE” Acoustic Live Mix
● Amazon
“Night Safari” Acoustic Live Mix
● ヴィレッジヴァンガード
“Modrý sen” Acoustic Live Mix
▼詳細はこちらをチェック
http://uqiyo.com/news/20180328/
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●Spotify
https://open.spotify.com/album/061qGlhd7cHjv7oaGMahKz
●iTunes & Apple Music
https://itunes.apple.com/jp/album/stones/1364815267




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