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Album Review
The Blues and the Abstract Truth
OLIVER NELSON
Hiroyuki Moriyama
February. 2017

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01 の終わりに At the end of winter

このアルバムは1961年2月23日、ニュージャージー州のとあるスタジオで録音された。

もともとプレイヤーとしては、アレンジャーやコンポーザーとしての才能に溢れていたOLIVER NELSON。
彼が選んだプレイヤーは、ERIC DOLPHYやBILL EVANSといったアドリブが大好きな面々ばかり。普段だったら『譜面通り』なんて絶対にやらないメンバーだ。
OLIVER NELSONはそんな彼らを見事に統率し、プレイヤーそれぞれの持ち味を心地よい程に引き出している。

稀代の暴れ馬達を乗りこなすような彼の手腕は、優秀なコンポーザーそのものだ。まさに珠玉の一枚と呼ぶにふさわしいアルバムだろう。

若くして急逝した彼は享年43歳。今まさに同世代となった自分が目指す仕事の在り方も、このアルバムの様な状況にある。
56年前の2月23日、彼はどんな想いでスタジオ入りしたのだろうか。そう考えると、日々の仕事にも不思議と緊張感を覚える。

JAZZファンなら誰もが知っている「STOLEN MOMENTS」思わず踊りだしたくなる「HOE-DOWN」BILL EVANSのピアノが光る「YEARNIN’」

冬の終わりにこのエネルギー溢れる一枚を聞いてみるのも、また一興ではないだろうか。

CLASSIC INC.
Director : Hiroyuki Moriyama

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